雑記

無料でおすすめのWordPressテーマ2021年版【全部試したもの】

2021年1月28日

これから良いブログをつくって、人気になって影響力を持ったり、できればお金も稼いでいきたいので、まずはWordPressのテーマを選定するにあたって、SEOに強く、デザインが良く、せっかく書いた記事が無駄にならないように、間違いのないWordPressテーマを選びたい。

こういった疑問にお答えします。

この記事を書いている僕は経験7年目のフリーランスエンジニアで、その前はデザイナーを12年ほどやっていました。また、WordPressで開発した案件は27件ほどあり、現在は有料のWordPressテーマProBloggerを開発しています。

この記事ではおすすめの無料テーマと、WordPressテーマの選び方、また有料テーマにした方が良いのかどうかまで解説していきます。

無料テーマを使うと良い場合

いきなりで申し訳ないですが、無料テーマで完全に満足するサイトを作ることは非常に困難です。

僕自身、WordPressを利用してお客様のサイトにブログ機能をつけたいと言われ、制作コストを下げるべく無料テーマを指定されることがありましたが、設定した後に「ここを直して欲しい、あそこを直して欲しい」と、結局修正のご要望がたくさん上がってしまいます。

そして修正してもお客様が満足するサイトにはならず「これで仕方がないか」といった形で終わってしまいます。

ですので、本当に良いサイトを作りたければ有料テーマを使うべきなのですが、無料テーマでも良い場合もあります。それは下記の場合です。

  • WordPressでブログを書くことに慣れたい。
  • WordPressのカスタマイズに挑戦してみたい。

まだWordPressでブログサイトを初めたばかりのころは、いきなりお金をかけたくないと思いますので、上記のようにWordPressに慣れたい、という場合は無料のテーマで良いと思います。後でテーマは変更もできるからです。

WordPressテーマの選び方

それでは、まずはWordPressテーマの選び方についてです。選ぶ時の基準は4つあります。

  • エラーが出ない。
  • バージョンアップが現在もされている。
  • WordPressが決めているルールを守っている。
  • デザインが気に入る。
  • 日本語に対応できている。

1つずつ解説していきます。

エラーが出ない

まず特定のテーマを利用することでWordPressにエラーが出てしまったり、表示が崩れてしまうと、まずホームページやブログとして使えないため、これは必須で避けなければいけません。

WordPressは日々進化していて、バージョンアップが繰り返されてしていますが、無料のテーマだとそのバージョンアップに対応できていないことがあります。

エラーが出るかどうかは、実際にそのWordPressテーマを入れてみないとわかりません。今回の記事で紹介するテーマは全て実際に試してエラーが出ないかチェックをしています。

バージョンアップが現在もされている

バージョンアップが止まっていると、現在エラーがある可能性や、将来的にエラーが発生する可能性があり、あまりお勧めできません。セキュリティ上もあまり良くありません。

デザインが気に入る

正直なところ、WordPressテーマの機能より大切なものは、どんな記事を書くかであり、テーマの機能はそこまで重要ではありません。

早くWordPressに慣れて、良質の記事をたくさん作るべきでありますので、あまり深く考えずに「デザインが気に入る」という理由で選んでしまっても大丈夫です。テーマはやはり後からでも変更できるからです。

WordPressが決めているルールを守っている

WordPressテーマの開発は技術的な敷居が低めであり、WordPress初心者の方でも開発に取り組みやすいものです。無料テーマはそういう初心者の方が制作したものも多く存在します。

そのようなテーマは機能が整理されておらず非常に使いづらかったり、もしも自分でテーマをカスタマイズしようとすると、コードがぐちゃぐちゃで非常に修正が困難であったりすることがあります。

WordPressはテーマ開発のルールを定めており、それに沿って制作すると他のプラグインと相性が良かったり、将来的なアップデートにも対応できる可能性が高かったりと安心して使えるテーマになります。

日本語用にデザインされている

もう一つ基準をあげるとすれば、日本語向けのテーマであるかどうかです。無料のテーマのほとんどは英語圏のテーマですが、これを使って日本語のサイトを作ると文字がかなり大きく表示されてしまいます。

日本語と英語の文字サイズが同じ文字サイズでも、日本語の方が文字が大きく見えるからです。ただし、これは自分で修正していく!という覚悟があるならば問題にはなりません。

英語圏のテーマの方が品質が高いものが多いので、カスタマイズ能力を身につける覚悟がある人には英語圏のテーマが良い場合もあります。

無料でおすすめのWordPressテーマはLightning

結論から言うと、無料でおすすめのWordPressテーマはLightningというものです。

Lightning の公式サイト

理由はWordPressのルールに倣っており(WordPress公式ディレクトリに登録されている)かつ、非常に多機能であるからです。初めてサイトを作りたい人が必要な機能はほぼ揃っているのではないでしょうか。

内部のコードも非常に綺麗で、とても品質が高いです。日本の会社が開発しており、日本語に対応のテーマです。デザインもシンプルでどのようなサイトにも適しているかと思います。

他にも日本語に対応している無料テーマはたくさんありますし、デザインがもっと綺麗に見えるものもありますが、残念ながら内部のコードが非常に雑多であったりエラーが出てしまうものがほとんどです。Lightningは非常によくメンテナンスされています。

初めての方は、まずはこちらのテーマを試してみると良いと思います。

その他にお勧めできる無料WordPressテーマ

その他にお勧めできるWordPressテーマを上げておきます。


Graphy

デザインが丁寧でシンプルで純粋に文章の記事を書いきていきたい場合に適しています。WordPressのルールを守っており、こちらもやはりWordPress公式ディレクトリに登録されています。

Graphy の公式サイト


Write

更新が止まっていますが、WordPressのルールに従って制作されていますので、問題なく動作します。独特のデザイン、画面レイアウトですので、好みが別れるとは思います。ただし、コードが綺麗で、WordPressのルールを守っていますので、デザインが気に入るならばお勧めできるテーマです。

write の公式サイト


Twenty Twenty-One

WordPressをインストールした時に入っているデフォルトの公式テーマです。デザインが雑で、日本語のためにデザインされていないですが、最新のWordPressの機能に慣れていきたい場合はこちらがお勧めです。

特にブロックエディタ(gutenberg)に良く対応されていて、エディタ上のデザインとプレビューのデザインが全く同じ見た目になるように作られています。そのため、記事を出来上がりをそのまま編集するような形で作成できます。

見た目のカスタマイズは自分で頑張るという方にはこちらのテーマを基準にカスタマイズしていくと良いと思います。

Twenty Twenty-One の公式サイト


その他

LiquidBunnyPress Lite は問題なく利用できるテーマでした。デザインが気にいるのであれば良いかと思います。

お薦めできないテーマ

逆に僕としてはあまりお勧めできない無料テーマも上げておきます。

エラーが出てしまうテーマ

無料とは思えない程デザインがとても優れているのですが、現在はメンテナンスがされておらず、デバッグモードで動かすと残念ながら現在はエラーが出てしまうようです。

煩雑すぎるテーマ

高機能に作られているとは思いますが、あまり整理されておらず、操作がわかりにくいと思います。特に初心者の方ですと混乱すると思います。コードも煩雑でコードを理解してカスタマイズすることが困難なテーマになってしまいっていました。

まとめ

一番のお勧めは Lightning です。
その他に Graphy、Write、Twenty Twenty-One がお勧めです。

それでは良いWordPressライフをお送りください!